Mr. Green's Blog
新しいレポート - 高効率照明のグローバルな導入
United for Efficiency (U4E) 組織は最近、「高効率照明のグローバルな導入の加速」という新しいレポートを発表しました。このレポートには、各国の市場で高効率照明を促進する方法に関するガイドラインが記載されています。レポートは、ガイドラインに従うことによって地球温暖化ガスの放出が軽減され、十分な経済的利益が得られ、エネルギー安全保障が高まると主張しています。
U4E という組織は、国連環境計画 (UNEP)、地球環境基金 (GEF)、国連開発計画 (UNDP)、国際銅協会 (ICA)、CLASP、天然資源保護委員会 (NRDC)、及びその他の国際的なパートナーのサポートで構成される官民のパートナーシップです。主な目的は、発展途上国及び新興経済国を支援して、その市場を高効率な製品や機器に移行させることです。
この照明に関するレポートは、各国に対して次の 5 段階の総合政策手法を奨励しています。
カリフォルニア州で LED 品質の規格要件を改訂
LED ランプ メーカーがカリフォルニア州によるから補助金を受けるには、新しいエネルギー効率要件及び性能要件を満たさなければならなくなりました。
12 月にカリフォルニア州エネルギー委員会 (CEC) は LED ランプ品質規格のバージョン 3 を承認しました。2012 年以降、カリフォルニア州の高品質 LED ランプに関する自主規格プログラムによって、州が提供する民間電力会社 (IOU) 補助金プログラムの対象となるためにランプが準拠しなければならない最低限の要件が規定されました。改定された要件は 2017 年に発効されました。
以前のバージョンは主に ENERGY STAR® ランプ プログラム規格に適合していましたが、バージョン 3 はカリフォルニア州が最近承認したタイトル 20 義務的 LED 効率要件に適合しています。義務的要件の第 1 段階は、2018 年 1 月まで発効されません。CEC は義務的要件の発効日前にバージョン 3.0 の自主規格を採用することにより、市場を高品質製品へと誘導する方針を継続することにしました。
ランプがこのプログラムの対象となるためには、次の基準を満たす必要があります。
米国 DOE は新しい汎用ランプの要件を提案
今月初め、米国エネルギー省 (DOE) は、汎用ランプ (GSL) の省エネ基準の規則制定案告示 (NOPR) を告示前に配布しました。
GSL は、一般照明用途に使用される ANSI ベースのランプとして次のように定義されます。
- 任意の電圧で動作する
- 初期ルーメン出力が 310 ルーメン以上 (汎用システム白熱灯向けに変更されたスペクトルの場合は 232 ルーメン以上)
- 照明器具または LED ダウンライトの電球型キットではない
この規則制定は、米国で販売されている汎用白熱電球、CFL、LED、及び OLED ランプを対象としています。除外される製品には、汎用蛍光灯、白熱リフレクタ灯、水銀灯、家電製品、ブラックライト、殺虫灯、及び 3 ウェイ白熱灯1 が含まれます。
カリフォルニア州エネルギー委員会が LED ランプ基準を承認
昨年、カリフォルニア州エネルギー委員会 (CEC) が提案したランプ (電球) 基準についてお話ししました。この基準により、住宅及び企業のエネルギー コストは 13 年間で 40 億ドル以上削減できると予測されています (Mr. Green のブログ記事を参照: 「カリフォルニア州エネルギー委員会が明かしたランプ基準に関する提案」)。先週、委員会はこの基準を承認するための投票を行い、米国初となる義務的ランプ効率/品質規制が承認されました。承認された基準には、昨年 10 月に提案された本来の要件に対して若干の仕様変更と基準内容が明確化されています。
この基準の対象となるのは、次の 2 つの異なる製品グループの効率及び品質です。
小口径指向性ランプ 直径が 2.25 インチ以下のランプとして定義されます。多面反射ランプ (MR16 と MR11)、パラボラ状アルミニウム製リフレクタ ランプ (PAR16 と PAR11) などが含まれます。要件は、次のとおりです。
新しい ENERGY STAR ランプ規格の導入に向けた取り組み
米国環境保護庁 (EPA) は最近、ENERGY STAR ランプ (電球) プログラム規格バージョン 2 の最終草案を発表しました。環境保護庁と業界関係者は 1 年の大半をかけて、新しいランプ プログラム要件に取り組んできました (以前の Mr. Green のブログ「ENERGY STAR のランプ プログラム改訂が始まる」をご覧ください)。ENERGY STAR プログラム規格の進行に伴い、ランプ プログラム要件は他のプログラムよりもはるかに大規模になり、エネルギー効率だけでなく、品質面や信頼性にも影響するようになっています。
草案 3 からの以下の重要な変更が含まれています。